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3月8日のカナロコ、ローカルニュースに、とても興味深い記事がありました。
ほめことば1

 「♪あ~りゃ~東西や 東西や ここにいでましたるこのやっこ」-。横須賀市南部の海沿いに住む人々の間で、百年以上にわたって歌い継がれてきた民謡がある。題名は「ほめことば」。横浜・本牧沖から三浦半島までの風光明美な地名を、だじゃれ交じりで歌いつむぐ。地元で受け継ぐのは青木政勝さん(68)=同市野比に住む=ら数人だけ。青木さんは、自らの子供たちへの継承を始めるという。

 青木さんによると「ほめことば」は、漁業が盛んだった幕末のころから受け継がれている。作者は不明という。

 当時の漁師は、横須賀の港から船を出し、今の本牧沖などでイワシ漁などを行っていた。エンジンなどない時代。波に抗(あらがい)いながらかいをこぎ続けて漁場を目指す。そんな重労働を紛らわすための歌。そんな「ほめことば」には漁を終え、家族が待つ港へ帰るまでにたどる地名が盛り込まれている。だじゃれも洒落(しゃれ)っ気たっぷりに─。

 「♪ネギ汁一杯もり杉田(横浜市磯子区) 短かな浜だが長浜と…」「♪おまえどこまで いわぶ村 わたしゃこの先出て松輪(三浦市)…」「♪この先はまだまだ長井(横須賀市) 余(あま)りながいはあきねくるわで…」

 結婚式やお正月などの祝い事でも必ず歌われてきた。人が集まって酒を酌み交わせば、歌の節が口を突いて出る。地元の人々にとって「ほめことば」は暮らしの一部だった。


ほめことば2


 昭和から平成へ。時代は漁業は下火にした。結婚式の会場は自宅からホテルへ式場へと変わった。「ほめことば」が歌われる場も歌い手も減っていった。

 「自然と耳に入り、地域の一員となるために覚えなくてはならないものが『ほめことば』だった」と青木さん。歌詞に込められた意味合いや歴史も含めて「後世に受け継ぐことができるだろうか」と自問自答してきたという。

 しかし、たどり着いたのは簡単な答えだった。「(自らの)子供に歌い聞かせることが一番だ」。年に数度の青木家のお祝い事には、成人した三人の息子たちが集まってくる。「そんな時だけでも歌を聴かせれば、自然と残っていくと思う」。「ほめことば」を伝承するための取り組みは始まったばかりだ。


以上カナロコ/「横須賀市南部の民謡「ほめことば」/伝承に掛ける思い」より転載。

この歌、すごく生で聞いてみたいです。
歌ってくれるという奇特な方がおられましたら、一升瓶持って馳せ参じますので是非、お聞かせ下さい。

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テーマ:海のある風景 - ジャンル:写真






お祭はあちこちで守られていますが
こういう生活に密着した歌は、生活が
変ると、自然と消滅しそうですね。
代々受け継がれていく事を念じています。
うちからの景色もすっかり変わって
昔が懐かしいです。
【2008/03/21 23:09】 URL | せつこ #-[ 編集]
いい話ですね、そして「ほめことば」という題名もとってもあたたかくていい響きです。
厳しい仕事と恋しい家族とを結ぶ心が生んだ歌なんですね。
母子のやさしい時間、こんな風に海で働くお父さんの無事を祈り、帰りを待ったのでしょうね。
「ほめことば」が三浦半島にいつまでも伝承され続けて行きますように。
【2008/03/22 03:40】 URL | れい #-[ 編集]
そんな歌があったんですねぇ。
確かに横須賀は以前漁業が盛んでしたが(三崎水産があるぐらいですし)、やはり海側の方になってしまうんですよね。

やっぱり、こういうのって探せばあるものなんですね。



余談ですが、転載したカナロコは神奈川新聞社および情報提供者サンに転載許可を貰っているんですよね?
流石にこう堂々とされているならばないとは思いますが、
当ホームページの記事、画像などの無断転載を禁じます
となっていたので・・・(´△`)

【2008/03/24 12:40】 URL | 邑稀 #xkj7zdE2[ 編集]
昔、久村の方で祝いの席で褒め言葉を歌われた方がいました。
上棟式の祝いの席でお酒も回り、宴も盛り上がるとその方が楽しげに歌います。
口上は「何とか?のやっこうめ」で始まるのです
そして新築の家の柱や屋根、家の大きさ、建て主さん、褒めて褒めて、庭に鶴や亀まで遊びに来るとか、おめでたい言葉も並べ〆の言葉で
その家の繁栄と家族の長寿を願う言葉で終わりました。 昔の方だったので久里浜の方言も強く
味わいのある褒め言葉でした。
【2008/03/26 19:08】 URL | kazu #-[ 編集]














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