横浜市戸塚区の五穀豊穣・厄よけを願う神事、「お札まき」。八坂神社境内での第1回目のお札まきが終わり、

いよいよ踊り手の氏子さんたちの町内練り歩きが始まる。
女装した踊り子がお札をまく厄霊除け行事。

「♪さあ来い 子供
天王様は 泣く子が嫌い 喧嘩も嫌い
お囃子の方が大好きで ワイワイと囃せ
囃した者には お札を授けるぞ
ワイワイ囃せ 赤青黄色 いろいろ混ぜて
油断をすると お札を拾えぬぞ♪」
(八坂神社の祭神は疫病神「牛頭天王」。元禄年間に流行したコレラを退治してくれるといわれたのがそもそもきっかけ)


ちょっとした広場があるたびに「ここらでまこうか♪」
と立ち止まり観客が群がる。
(リーダー格の男性のみは島田髷のかつらをかぶる)

「正一位八坂神社御守護」と摺られた五色(青、赤、黄、緑、白)の札。

1回にまくお札は20枚。うちわで煽ぎ、ひらひらと札を空に舞い上がらせます。

札を家の戸口や神棚に貼ると厄除けになると伝えられているそうです。
お札まきは元禄年間(1688~1704年)に始まったとされている。江戸中期、江戸や大阪でも盛んに行われていたが、やがて自然消滅してしまい、現在では戸塚だけに残されているという。
文化・風習の面でも貴重なものであり、そのため1991(平成3)年に横浜市指定無形文化財に指定されたそうだ。
女装した人達が踊る戸塚の「お札まき」はどんな祭り?[はまれぽ.com] より。
クリックして頂けましたらうれしいです。→

(現在26位)