
2012.10.8(月.祝)
三浦半島なんでも探偵団団長に教えてもらった観音埼灯台二代目残骸を見に行った。
初代は明治2年(1869)に建ち、53年後の大正11年(1922)4月26日の地震(浦賀水道地震 - M 6.8、死者2人)
により大きな亀裂ができたため、 大正12年(1923)3月15日に二代目を再建。
しかしわずか5ヶ月半後の 9月1日の関東大震災で崩れ落ちた。
これがその残骸。
この場所まで転がり落ちたのでは無く、引きずり降ろされてここに投棄されたのではないだろうか?
(灯台からここまでの間は直線距離で約70m、鬱蒼とした原生林の斜面を滑り落ち続けたとは考えにくい)
大きな地図で見る
思ったより大きく、異様な存在感に圧倒される。
この方が撮った時にはまだ岩の上に水平にあったのに、
わりと近年、岩棚からずり落ちた事になる。

海を背にして。
横須賀市のホームページ「観音埼灯台」によると
「海岸には二代目の灯台の台座が残っているので、注意してご覧下さい。」とあります。
頭頂部の台座という事かな↓。
写真: http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/2490/uraga_walk/kannon8.html より
よじ登ってみた。(危険なので良い子の皆さんは真似をしないように)

断面を良く見ると大きな砂利だらけ。
コンクリートにこんなに大きな砂利をたくさん混ぜても良かったんだろうか?
鉄骨も細いように思う。関東大震災は激烈だったとはいえこれでは崩れ落ちたのがうなずける。

遊歩道から。
こんな風に誰も気付けない状態で放置せずに
岩場まで降りる階段を付け、説明パネルも立てて灯台の歴史と関東大震災の凄まじさを伝えて欲しいと思う。

現在の三代目灯台。
大正14年(1925)6月1日に再建され、現在に至る。
外見は白いペンキで化粧され、きれいに見えるものの、もう87歳。
いつまで現役でい続けてくれるのだろうか。
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