
エビのような、シャコのような、ナナフシのような、ケラのような、サソリのような…
アタマは向かって右で、触覚?の付け根の小さな目も確認できますが、
この小さな(全長10ミリ余り程)生き物をご存じでしょうか?

この生物の名は→
ワレカラと言います。

手の平にのせるとクネクネと激しく動きまわります。
ひっくり返ったところ。
節足動物門・甲殻綱・軟甲亜綱・端脚目・ワレカラ科

これは別の個体。
ふくれた腹で卵を抱えた♀だと思われます。

後脚の鋭い爪でしっかりと海藻にしがみついて生きています。

どこにいるかわかりますか?
このように海藻にしがみつき、海藻に擬態するように生きています。
「ワレカラ食わぬ上人なし」ということわざがあります。
殺生を禁じている仏教の最高位にある上人でさえ、
知らずに海藻と一緒にワレカラも食べているだろうと、
仏教の厳しい戒律を皮肉ったことわざだそうです。

この打ち上げられた海藻の中に何百、何千というワレカラが棲息しているのです。
2月21日、金田の海岸にて。
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