
5月4日、ブログ「
miurari」のkudoさんのウミクワガタ採取を見学させてもらいました。
場所は
燈明堂海岸。
ウミクワガタとは文字通り海の中にいるクワガタそっくりな生物ですが
昆虫ではなく、ダンゴムシやワラジムシの仲間に属する体長5ミリほどの小さな海産甲殻類です。
そしてウミクワガタという生物の存在を知っているという方でも
特定の海でダイビングするしか見る事のできないものと思われている方が多いのではないでしょうか?(何を隠そう自分がそうでした)
(クロイソカイメンを慎重にピンセットで割り出すkudoさん)ところが、大潮の時に普段は海中に没している岩に付着する海綿の中を探せば、
三浦半島の沿岸でも、場所によっては誰でも見つける事が出来るというのです。
kudoさんは、三浦半島をフィールドにする唯一のウミクワガタ研究家。
(全国的にもウミクワガタを専門に研究されている方は数えるほどだとか。
残念ながら、この日、燈明堂の海岸ではウミクワガタを採取する事はできませんでしたが
kudoさんの目標のひとつは、三浦半島のほぼ全沿岸に渡る生息域の分布地図作成。
なのでそこには「いない」という事を確認するのもひとつの成果なのです。
ただ、一回だけ調査して「いない」ことを確認できるものではないそうなので
この燈明堂の海岸にウミクワガタは生息していないと断定するのは早いでしょう。
kudoさんのさらなる目標のひとつは新種の発見。
今年の2月にも
ウミクワガタの新種が沖縄で発見されたばかりなのです。
つまりそれほどあまり研究されていなかった未知の生物。
三浦半島におけるウミクワガタの調査はまだまだ続きます。
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